世界で注目されている「がんの代替医療」とは

代替医療とは、現代西洋医学以外の医療や治療のことをいいます。種類も多く、伝統医療の他に食事療法や自然療法、カイロプラクティックやマッサージ、アロマテラピーや心理療法も代替医療です。主に患者の自然治癒力に働きかけて、その力を向上させることで、病気や症状の回復を目指す治療方法です。
日本での認知度は低いですが、世界では統合医療として拡大している地域も多く、がん治療においても、積極的に代替医療を取り入れている国もあります。がんの三大療法といえば抗がん剤と放射線と手術ですが、そこに代替医療を取り入れることでがんの死亡者数を減らしている国もあるそうです。
三大治療法以外の代替医療には、遺伝子医療や免疫療法などがあります。がん遺伝子医療はここ数年で急激に進化しており、今後も進化を続ける医療法として期待されています。
免疫療法では、がんを免疫機能に異物であると認識させて治療する方法で、海外では遺伝子レベルで認識させる技術が発達してきており、その結果も期待されています。他にもワクチンや、がん細胞だけを攻撃する高濃度のビタミンC点滴療法、がんが熱に弱いという性質を利用した温熱療法、がんの苦手な酸素を血液中に入れて攻撃するオゾン療法などの治療方法が挙げられます。
また、ドイツでは、自然治癒力を高めて行うといったゲルソン療法が行われています。濃厚なにんじんジュースや無農薬の植物食、サプリメントなどで栄養補給を行い、体内に溜まった毒素を排出して細胞の状態を回復させようとするものです。

どれも理になかった治療方法で、副作用も少なく効果が確認されているものもあります。身体への負担も少ないことから、三大治療法以外の代替医療はますます注目されそうですね。